チューリップの育て方ガイド|正しい球根の植え方を丁寧に解説

前回は正しい球根の選び方をお伝えしましたが、今回はチューリップの正しい植え方と育て方について鉢植え、庭植えのそれぞれの植え方、育て方を丁寧にわかりやすく解説していきます。

同じチューリップでも鉢植えの場合と庭植えの場合では植え方も育て方も一部を除いて違います。

上手な球根の選び方。

鉢植え庭(花壇)植えで共通なことはある?

始めに鉢植え庭植えに限らずチューリップの球根を植えるには一部共通の決まりことが

あります。

1:球根を植える深さ:これはアマリリスなどの一部の球根を除き植える深さは

球根の2倍から2.5倍の深さに植えることです。

庭植えの(花壇)場合は、土が堅い場合が多いので植える球根の2倍ではなく

もっと深く掘り上げて球根の根が伸びやすくすることが大切です。

深く植えるという意味ではなく土を深く掘って柔らかくして球根を植える高さまで

土を戻すということです。

過去に外国の映画で球根を植えるシーンで「球根というのは深く植えれば植えるほど

立派な花が咲くのよ。」というセリフがありましたが、それは間違いで球根別に植える

深さというのは決まっています。

2:最初に肥料が必用です。

これは植える前に元肥(もとごえ)と言い、ある程度育っていくために必用な

肥料ですがこれについては後程解説します。

追肥:ついひです。育ち具合をみて施す肥料です。

3:チューリップ単体(チューリップだけ)で植えるか混合(他の球根も植えること)

にするかです。

見た目にはチューリップを単体で植えるよりムスカリやパンジーなどと混合して

植えることにかによって見栄えにかなりの差が出てきます。

このような見た目は鉢,庭植え共に同じですが庭(花壇)に植える場合は

植える個数を多くまた色や品種を多く取り入れて植えることが良いです。

チューリップの球根を鉢植えにする

では球根を鉢植えにする方法を解説します。

使う鉢は**化粧鉢ではなくて素焼き鉢を使います。

**化粧鉢というのは陶器やプラスチックでできた鉢のことです。

化粧鉢は見た目は良いのですが通気性が良くなくその点、素焼き鉢はとても

通気性が良く球根の根が伸びやすいことと通気性が良いため球根自体が

腐らないというメリットがあります。

鉢というのは1号2号と数えて、1号の単位は約3㎝なので4号鉢と言えば12㎝の

鉢で、5号鉢と言えば直径が15㎝の鉢ということです。

チューリップを植木鉢に植えるということはの目的の1つは好きなところに移動したい

とかあるいは室内で楽しみたいという理由があるでしょう。

では、目的別に使う鉢の大きさ(号数)を決めてみましょう。

1:日当たりに対して移動したい場合。

近年の住宅事情により日照(日の当たること)の問題があり常に日が当たっているとは

限りませんから日差しに合わせて移動させるためには大きくても5号鉢(15㎝の鉢)にします。

何故なら重さは鉢だけでなくこれに土の重さが加わるのであまり大きい鉢は向きません。

また植えてから水やりをすると更に重くなります。

2:室内で楽しむ場合も大きくて5号鉢ですが、最適なのは4号鉢です。

4号鉢と言えば12㎝の鉢になりますが、たった3㎝違うだけで置き場所、持ち運びなど

が全然違います。

ではもっと大きい鉢ではどうでしょうか?

7号鉢になると、21㎝の鉢ですからいろいろな球根や草花を混植できるでしょう。

しかし逆に日に当てるために移動するとか室内で鑑賞するのには少し大きいですよね。

では、5号鉢に植えることを想定して順に作業をしましょう。

1:用意するもの。

5号(直径15㎝)の素焼き鉢1個(多数植えるときは複数の鉢)

園芸用の土。これは自分でブレンドするのは難しいのでホームセンターなどで

買ってきます。

ただし今良いと言われている(軽い土)というのは良くありません。

ある程度重くないと根の張りが悪いですから普通の(園芸用の土)を買いましょう。

肥料:鉢植えの場合室内にも持ち込みますので有機性肥料(簡単に言うと牛糞とか鶏糞)

では臭くてたまらないので別に肥料の会社の回し者ではありませんがここでは

マグアンプKという優れものの肥料を使います。

この肥料はほとんど無臭なので室内でも使える白くて丸い粒の肥料です。

土底用ネット:これは素焼き鉢の下から土が流れないためと通気性をよくする役目をします。

網目状のネットで軽くて安いもので一度買っておけばチューリップを植える他に使っても

当分買わなくていいものです。

新聞紙:ないと作業場所が汚れて掃除が大変です。

手袋:擦り傷とか怪我をしないための物です。

ハサミ:あまり使わないけど一応用意しましょう。

では実際に植えていきます。

まず鉢底にネットを4㎝×4㎝くらいに切りおきます。

次に鉢の3分の1位に土を入れて肥料(マグアンプK)を5g位入れてまた少し土を入れます。

そしてようやくチューリップの球根を植えて土を十分かけますが、この時ガーデニングで

超基本的な土の状態の水持ちが良く水はけが良いという矛盾してはいるが最適の鉢植えの

土の状態にします。

この水はけが良く水持ちが良い土とはじょうろなどで上から水をかけた時さっと鉢の

底から水が流れ出るという状態です。

これはサボテンなどの特殊なもの以外全部の植物に共通の土の条件です。

サボテンはまず水はやりませんから。

5号鉢には球根が何個植えられるかですが、5号鉢だと6個がちょうど良いです。

詰めすぎもせず、そんなに隙間がない良い状態です。

ここまで植え方だけに絞って書いてきましたが、次にただ植えるのではなく

見た目をよくする植え方です。

お勧めはチューリップだけを植えるなら1色でも良いし2色3色でも良いですが

せっかくなので同じ秋植え球根のムスカリを混植(混ぜて植えること)してみます。

今回は6号鉢(18㎝)の素焼き鉢を使います。

先ほどの植え方と同じですがチューリップが内側、ムスカリが外側にくるように植えます。

何故ならムスカリの方が、草丈(植物の高さ)が低いからです。

この他にもムスカリの他にビオラやパンジーと組み合わせても可愛いですし草丈が

低いものは球根なら大体合います。

さて次は植えた後の花が咲くまでの管理です。

11下旬ころ植えたチューリップは年が明けるまでには芽が出始めます。

この頃はとても寒く寒風が吹き霜が降り雪が降っても意外と耐えて枯れる

ことはありません。

やりは土が乾かない程度にやります毎日やる人要はありません。

追肥も鉢植えの場合臭くないものハイポネックスを使います。

粉末ならコップ1杯の水に耳かき1杯分で約1000倍に希釈(薄める)して使います。

次に花が咲く時期ですが5月頃ですが、鉢植えの場合は温度調整ができるので花の時期は

比較的早いと思います。

花を長持ちさせる方法は、植木鉢で室内に置くと花弁が早く開き早く萎れてしまうので

タイミングを観ては外の風に当てることが花を長持ちさせるコツです。

花が終わって枯れそうになったら軒下で乾燥させます。

鉢植えのまとめ

チューリップの鉢植えの方法や育て方のまとめです。

  • 必ず通気性の良い素焼き鉢を使うこと。
  • 土は軽い土は一見良いけど重くなく根が安定しないので普通の園芸用度を使う。
  • 肥料は有機質は使わず無機質の物を使う。(マグアンプK)有機質は臭いからです4水はけが
  • 良く水持ちが良い矛盾している状態の土が良い。
  • 5号鉢には、球根6個というように鉢のサイズで植えられる個数が決まる。
  • 室内でばかり管理せず時には外の光や風に当てる。
  • チューリップだけ植えるのと他の植物も一緒に植えると更に映える。

チューリップの庭植えの方法

次にチューリップの庭植えです。

庭に植えるには、絶対に人が通らないつまり植えたところを踏まないことです。

芽が出る前に踏むと土が固くなり芽が出にくくなります。

また経験上の話ですが、よく人が通るところに植えるとせっかく芽が出ても

踏まれてダメになるケースがあります。

絶対のポイントは、必ず水はけが良いところに植えることです。

そのためには、庭の土を柔らかく耕しておくことです。

庭植えの場合は肥料の匂いをあまり気にしなくて良いので有機質肥料が使えます。

やはり有機質の肥料がを使った方がチューリップに限らず成長が良く鉢植えに

比べればより良い状態のチューリップが楽しめますし1度元肥をして水を与えておけば後は

冬場にマルチング(藁などを寒さ対策に敷く)する位なもので手はかかりません。

花時は、5月です。

前後しましたが有機質肥料とは牛糞、鶏糞、腐葉土、油粕、魚粉などの動物性の物です。

全体のまとめ

1チューリップは鉢植えでも庭植でも楽しめるが鉢で育てるのは多少手間がかかる。

2鉢植えは室内でも管理するため植物に良い有機質肥料が臭くて使えない。

3鉢植えにするには植えられる球根の数に限りがある。

4鉢植え、庭植で共通してチューチップだけでなく他の球根(ムスカリなど)を混植して

楽しむことができる。

5チューリップは寒さに強いので風に当たったり雪に埋もれても枯れる(球根が腐る)

ことが、少ない。

チューリップの種類は色が白、黄色、赤、紫、青、など豊富で形も

様々だが植える時期、花期(かき=花が咲く時期)は品種ごとに早咲き

遅咲きなどありますが、あまり咲く時期に差はありません。

如何でしたでしょうか?

一口にチューリップの植え方と言っても鉢植えの場合や庭植の場合で方法が

変わります。

また上手く植えることとしては花壇などに植えたら花が咲いたときに私なら

こんな感じの配色なら素敵だと思うと第三者の目から見たらどう見えるか

そんなことを意識して植えることも楽しみの一つでガーデニングの醍醐味は

庭を通りかかった人が『綺麗ですね』といってくれるのが嬉しいことです。

まだチューリップの球根を植える時期ではありませんが、今年は鉢植えでも

花壇でもできるチューリップの栽培に挑戦してみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございます。

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