古くから夏の仏花として親しまれている花は、熱帯アメリカ原産のセンニチコウです。今回はセンニチコウを取り上げますが、センニチコウはいつまで咲くのかと正しい育て方をわかりやすく解説します。この記事を読めばセンニチコウのことがわかります。
センニチコウとは花でも楽しめドライフラワーでも長く楽しめるのでセンニチコウという名前になったといわれています。
センニチコウの概要
- 別名:ゴンフレナ
- 科名:ヒユ科
- 種別:1年草
- 花期:7月から10月
- 栽培適地:日向(ひなた)
- 花言葉:「色あせぬ愛」「不巧」
センニチコウはいつまで咲くのか?
センニチコウの開花時期
センニチコウの花はドライフラワーにもできますが、種で殖やし花の時期は7月から10月になっています。
ただ一株が4ヶ月以上咲くわけではなく種の蒔き時や地方の温暖差で変わってくるもので一株の大体の開花時期は最初の花が咲いてから1ヶ月から1ヶ月半程度です。
センニチコウの育て方
種から育てる方法
センニチコウの種蒔きは4月中旬から5月一杯までで温暖地ほど早く寒冷地ほど遅くなり関東の標準的な蒔き時は4月中旬から5月の上旬が適期です。
センニチコウの種は少し変わっていて毛に覆われ苞片(ほうへん)に包まれているため蒔く前に砂と混ぜ合わせて揉むようにすると発芽率が高くなります。種を植木鉢に蒔く場合も花壇に蒔く時も必ず土を被せます。センニチコウの種の発芽は砂で揉んだものは1週間もすれば発芽してきます。つまり砂で揉まないと発芽率も低くなり日数もかかります。
定植のやり方
センニチコウの定植は発芽後苗が3㌢から4㌢くらいになった頃、花壇なら20㌢四方に2-3本一緒に植え付け、植木鉢なら同じ大きさの苗を4号から5号鉢(直径12㌢から15㌢)に2本位植え付けます。
草丈が低い矮性なので花壇に植える時も1株がそれほど大きくはならないので株間は狭くても構わないですしあまり病害虫が発生する植物ではありません。
開花時期の管理
開花時期は前途した通り7月から10月ですから、花が咲き始める頃から追肥の緩効性肥料のマグアンプKを使い更に花が咲きそろった頃には即効性の液体肥料のハイポネックスなどを1.000倍に薄めて水やりと一緒に与えて下さい。
私がおすすめしているハイポネックスは、センニチコウに限らず草花や樹木でもほとんどの植物に効果を表します。安価ですので1つ購入すれば、長く使うことができます。
施肥(せひ)
いつも日当たりの良い花壇で、何かしらの植物を育てているなら無肥料でも(元肥としては)育ちますが、新しく使うところには、よく土を耕し堆肥を混ぜて水はけを良くして化成肥料を施します。
注意するところは化成肥料は窒素分を少なくリン酸を多めに施すと花つきが良くなりますが、窒素分が多すぎると葉が茂ってあまり花つきが良くありません。
肥料の3大成分は窒素、(ちっそ)リン酸、カリで構成されあとは微量の要素、鉄分や複数のものが含まれています。
施肥に関しておすすめの堆肥はこちらの完熟堆肥が、化成肥料としてはこちらのマグアンプKが私も使ってみてとても良いと思います。
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水やりと水はけ
水やりに関しては花壇に植えた場合は土が乾き過ぎた状態では与えなくてはいけませんが、ハイポネックスなどの液体肥料を水やり代わりに週に1回使えば、改めて水を与える必要はありません。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり与え水はけは、特に良くなるように細かい土はふるいなどを使って取り除き、水はけが良く水持ちが良い土にすることが大切で、植木鉢の上の部分は水はけが良いかをすぐ判断できるウオータープールを必ず設けます。もちろん花壇に植える場合も水はけが良い土にすることが大切です。
利用の仕方
花壇ではマリーゴールドと一緒に植えるとお互いに引き立ち美しくなり切り花やドライフラワーにも利用できます。ドライフラワーはあまり花が咲きすぎないうちに切り取り陰干しで乾燥させる方法がとても良い方法です。
まとめ
- 種は砂で揉んでから蒔く。
- 矮性で草丈が低くあまり場所を取らない。
- いつも植物を植えているところでは無肥料でも育つ。
- 切り花やドライフラワーに利用できる。
以上センニチコウの開花時期や育て方を解説してきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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