バラの日当たりは何時間が良いか?育て方もコンシェルジュが教えます。

今回取り上げるバラは、種類や花色が多く後で説明しますが、ハイブリッティーと呼ばれる品種とクライミングローズと呼ばれるつるバラ、フロリバンダと呼ばれる房咲きのバラなどがあります。香りがとても強い品種もあればほぼ無香のものもあります。

今回は1輪でも豪華な花のバラに興味があるが、詳しいことがわからず育てられないなどのお悩みを解決します。特にバラにとってどのように陽(ひ)が当たれば良いか、詳しい育て方をローズコンシェルジュの私がわかりやすく解説します。

バラの概要

  • 科名:バラ科
  • 種別:落葉低木(冬に落葉し春になると芽が出る草丈の低い木本類)
  • 花期:春:5月から6月、秋:9月から10月(ただし5月頃がメイン)
  • 栽培適地:日なた(陽が当たるところ)(特に朝日)
  • 花言葉:全般「愛」「美」赤花種:「あなたを愛しています」「愛情」
  • 白花種:「純潔」「深い尊敬」黄色種:「愛情の薄らぎ」「嫉妬」「友情」など。

バラの日当たりは何時間が良いのか?

バラの最も良い陽当たりの時間

バラは、品種に限らず(どの品種でも)日当たりが良いのを好みますが、朝日が当たることがより良く育ち美しい花を咲かせる条件となります。

つまり極端な例を上げると朝の7時頃から10時頃までの3時間陽が当たれば日中の陽が当たらなくても全然大丈夫です。

逆に日中の強い陽が当たるけど朝日が当たらないというのは、適切ではありませんから必ず朝日が当たるところに植えるか、鉢植えなら朝の日当たりが良いところで管理しましょう。

そうはいっても朝日も当たり日中も日当たりが良いことに越したことはありませんから理想的には朝日を含め1日7時間は陽が当たることが望ましいです。

バラの正しい育て方

品種によって少し違う

バラには、主にH.Tと表現され自由に草丈を調整できるハイブリッティー系、草丈が高くなり花が房咲きになるF.L:フロリバンダ.つるバラのC.L:クライミングローズなどが主にあり鉢植えにできるのは、H.Tと呼ばれるハイブリッティー系だけです。この3大品種の他に原種系のものもあります。それは植木鉢でも栽培できます。

高く伸びる品種のフロリバンダやつるバラのクライミングローズは鉢植えには向きませんのでアーチやフェンス仕立てで育てます。

品種に共通した植え付け方

バラの植え付けの時期は年に2回春なら2月から3月、秋なら(初冬から冬)11月から12月ですが、春の2月から3月に植えるのは、新苗といい接ぎ木をして間もない新しい小さい苗を植えます。

これに対して11月から12月に植えるのは当年新苗として接ぎ木して育てた大きい苗を植えるのですが、開花期の5月から6月に咲かせるためには、大苗を植え付けた後の翌年の5月から6月です。

対して新苗は2月あるいは、3月に植えても開花期の5月から6月には花は咲きませんし良い花が望めるのは翌年の開花期の5月から6月になります。

バラの品種としてはハイブリッティー系の他は、フロリバンダ系、つるバラのクライミングローズで剪定の仕方もその他の管理も面倒で多少難しいのでここからは栽培が比較的簡単なH.T(ハイブリティー系)に限り解説していきます。

バラは、前途したように植えるのは日当たりが良いのが条件でもっといえば朝日が良く当たるところでした。それに加えて花壇植えでも鉢植えでも共通するのは水はけが良いのが第2の条件です。

花壇に植える方法

花壇に植える時は、新苗は2月から3月大苗は、11月から12月(この時期は落葉して休眠中)に必ず日当たりが良いところに、また前途したように朝日が必ず当たる場所に植えます。

バラを植える場所というより地質は、腐植質(ふしょくしつ)に富んだ水はけが良い肥沃(ひよく=肥えていること/痩せ地ではないこと)な粘土質が理想で植え穴を大きめに掘り(40㌢以上)完熟堆肥や腐葉土(落ち葉を土に埋めて発酵させたもの)鶏糞(にわとりの糞)を多めにすき込んで苗をやや高めに植え付けます。ただしこれらの肥料は植えるときにバラの根に直接当たらないように気をつけます。

植え付け後は、バケツ1杯分くらいの水を与えて根元に敷き藁(しきわら)をして乾燥を防ぎますが、寒い地方では春植えが適しています。

ここでおすすめの肥料をご紹介します。完熟堆肥と腐葉土になりますが、一般家庭では両方とも作るのが難しいので購入したほうが簡単で早く確実です。

完熟堆肥


腐葉土

整枝・剪定の仕方

バラの剪定、整枝は、季節的には1月から2月に行いますが、四季咲き(今回取り上げているハイブリッティー系)の大輪系中輪房咲きなどは新梢の先に花をつけるので1月から2月の間に思い切り枝を切り詰めます。ただし1期咲きのものは今年伸びた枝に1回花を咲かせるだけなのであまり強い剪定はせず半分ほど枝を残し細枝や混み合っている枝だけを剪定するようにします。この四季咲きか一季咲きかは、バラの苗を購入するときにラベルに品種名や四季咲きか一季咲きかが書いてあるのでそれを参考にして下さい。

植木鉢に植える方法

バラを植木鉢で育てる場合は、前途した房咲きのフロリバンダ系やつるバラのクライミングローズは不向きなので、植木鉢でも育てられるハイブリッティー系を選びます。

植木鉢に、植える場合はやや大型の鉢ですが、8号であれば十分だと思います。8号という鉢のサイズは、1号につき3㌢なので直径24センチの植木鉢になります。

バラが肥料をたくさん必要とすることやバラの苗の大きさ、土を入れた時の重みを考え日当たりのための移動も考慮すれば、このサイズの鉢が大きすぎず小さすぎないサイズです。

土は、ホームセンターなどで購入できる「バラの土」が良くあまり軽い土は避けたほうが無難です。
肥料は腐葉土をベースに、油かすや骨粉(こっぷん=魚の骨を粉状にしたもの)を使い鉢底にネットを敷き接いだところがやや隠れる程度の深さに植えじょうろなどで水を与えます。

この時、鉢の上部は2㌢くらいあけておき水をやったら鉢の底穴から水がすぐ流れ出る土の状態を確認できるウオータープールを必ず設けます。

施肥(せひ)のしかた

説明を地植え(花壇)に戻しますが、主な施肥は2月、5月、8月の3回になり内訳は次のとおりです。

寒肥(2月)として完熟堆肥と鶏糞を根元に埋め込み、5月と8月に油かすと化成肥料を同じ分量にして混ぜたものを根元に大人の手で2から3握りばらまきます。

バラの出来具合(できぐあい)はこの日当たり土質肥料水やりで決まってしまいますから特に肥料面では、病害虫に強い株を作るためにも惜しんではいけません。

おすすめの完熟堆肥はこちらです。植木鉢で育てる場合や植えっぱなしで咲けば良いという場合(あまり手を加えず放置)を除き美しいバラを見たい、育てたいということでしたらぜひ与えたい肥料です。

肥料の詳しいことはこちら。

水やりの回数と方法

水やりは、ホースでかけるのは良くありません。理由はホースで勢い良く水を撒くと土が葉に跳ね返ってしまい病気の原因になります。バラの病気の詳しいことは後で解説しますが、水を与えるならバケツかじょうなどで根元に静かにゆっくり与えます。

根元が、乾かないようにマルチング(バラの根元にわらなどを敷くこと)してあるわけですので暑い夏の日差しでも1回十分に水を与えれば、そんなに頻繁に与えなくても大丈夫です。

鉢植えのバラに限っては土の表面が乾いたらたっぷり与え週に1回はハイポネックスなどの即効性液体肥料を1.000倍に薄め水やりの代わりに与えても問題ありません。

殖やし方

植物の繁殖のやり方には、実生(種を蒔く)繁殖と、挿し木、接ぎ木、取り木、株分け、分球、メリクロンなどの栄養繁殖がありますが、バラは一般的には実生繁殖は行いません。やるとしたら品種改良などの実験的なことに使われる方法が実生です。

バラは挿し木で殖やすのが一般的で、接ぎ木も少し高度な技術ですが行うことがあります。今回は繁殖のことではないのでこの部分は割愛します。

病害虫の予防と処置

病害虫については、園芸用に改良されていない原種に近いほど抵抗力があり園芸用の品種に交配を重ねた美しいバラほど病害虫に弱い傾向があります。

病害虫の対処法は、後で説明しますが、病害虫にやられる状態というものがありそれは、枝が混んで風通しが悪いこと、雨などで土が株の葉に跳ね返ることによる場合などが上げられます。

春から秋にかけてうどんこ病が発生しますからトップジンM水和剤7から10日1回散布するのですが、このうどんこ病というのは、葉が急にうどんこを葉にまぶしたように真っ白になり株の先端へ伝播(うつる)してしまいますので、伝播(でんぱ)してからでは遅いので早めに前途の殺菌剤を散布します。

バラにとっては、とても怖い葉に黒褐色の斑点が生じる炭素病や、黒い点が現れる黒点病になったら病気の葉をすべて取り去り、きれいに焼き捨てマンネブ剤を10日おきに散布して駆除します。

春の一番花が咲き始める頃から、アブラムシが急に発生してくるので、マラソン乳剤を散布して駆除します。

カイガラムシには、冬季に石灰硫黄合剤(せっかいいおうごうざい)を10から15日おきに3回から4回散布し、6月と9月には、デナポン乳剤を散布して駆除します。

おすすめの噴霧器はこちらです。軽くて体に負担がかからず金属製打はないので錆びたりもしない丈夫なものです。

薬剤利用時の注意点

今回はバラの病害虫に対してトップジンM水和剤などの薬剤を使うのですが、注意することがあります。

まず薬剤を散布する場合は、長袖と長ズボン必ずマスクをしてメガネをかけることや必ず風上に立って薬剤を散布することで薬剤を使った場合は、その日はお風呂に入らないようにして下さい。

利用の仕方

洋風の庭には、単色植えや群植すると良く映え、小さい庭では、今回メインで紹介してきたハイブリティー系を何株か植えたりスタンダード仕立て(長い台木にバラの芽を接いだもの)にして株元には、パンジーを植えると調和してきれいです。

つるバラの利用は、アーチ仕立てやポール仕立て、フェンス仕立てがありますが、どれも手間がかかり管理が面倒です。

芍薬はこちら。

クチナシはこちら。

石楠花はこちら。

百日紅(さるすべり)はこちら。

紫陽花はこちら。

まとめ

  • バラは、日当たりが大切で、特に朝日に当てること
  • H.T(ハイブリッティー)系は植木鉢でも可能だが房咲きのフロリバンダ・つるバラのクライミングローズは不向き。
  • 腐植質で肥えた土が良い。
  • 堆肥や腐葉土をたくさん使う。
  • 病害虫に注意。

以上バラに必要な日照時間から詳しい育て方を解説してきました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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