うどんこ病になった野菜は食べられるのか?病気を詳しく解説!

花や野菜などの葉に、白い粉をまぶしたように白く、最初はポツポツと次第に、葉の全面に白い斑点が広がっていくのがうどんこ病で、このうどんこ病はバラや特に野菜に発生してしまうのですが、今回はうどんこ病にかかった花や野菜がどうなってしまうのかの疑問やその原因と対処法をガーデンコーディネーターの私が詳しく解説していきます。

最後までお読みいただければ、うどんこ病とはどういうものか?何が原因なのかや正しい対処法がすべてわかります。

記事のタイトルに、うどんこ病になった野菜は食べられるのか?としましたが、別に食べることは、絶対に勧めませんが、万が一誤飲、誤食したとしても人には害はありません。

うどんこ病のすべて

原因は何か?

うどんこ病になる原因はズバリ「糸状菌」=(いとじょうきん)という目には見えない菌が原因で「一種のカビ」この病気は俗に白い悪魔とも呼ばれています。

この「糸状菌」が風に飛ばされたり「糸状菌」が、潜伏している土が、植えてある植物に雨などで跳ね返り葉が菌に触れ発症します。

うどんこ病にかかりやすい植物

うどんこ病は、植物の殆どに発生する病気なので、特にこれといえるものではありませんが、特に目立つのは、花苗ならシュウカイドウ科のベゴニアやパンジーの小型のビオラ(スミレ科)などで、花木ならバラや紫陽花(あじさい)が、果樹なら特になりやすいのがぶどうやいちごです。「あくまでも果実などを食べるのはおすすめしませんが、人体には無害です。」

発症条件とは

うどん粉病は、単に1つのことが、原因で発症するわけではなく、原因となるカビ「糸状菌」の生育適温は、20℃~ 25℃くらいといわれており、湿度は、比較的乾燥した条件で発生します。空梅雨「からつゆ=雨が降らない梅雨の時期」(6月中旬から7月の中、下旬の頃)や昼夜の温度差が大きくなると、さらにうどん粉病の発生が多くなるようです。(温度が高くなるため)

先程、説明したように雨などで、うどんこ病のもととなる「糸状菌」が潜伏する土が雨などで葉に跳ね返るのですが、まさにそれが、多く見られるのが梅雨の時期です。

また、年間を通して発症しやすいのは、屋外で4月から11月頃(盛夏の頃と寒い時期は除く)で空気の循環が悪い室内では、ほぼ1年を通して発症しやすくなるのが特徴です。

発症した状態

このうどんこ病の「糸状菌」は、生きている植物にだけ付着する性質をもちます。そしてこの病気は、ふわっと空気中へ舞って次から次へと移っていくところが厄介なんです。

最初は、葉に細かいポツポツとした白い斑点が現れて、やがて植物の葉全体に広がっていきます。

植物の葉は薄いのですが、実は何層にも細胞が重なっていて光合成をするための葉の表面の細胞の「クチクラ」というところを「糸状菌」が覆ってしまい光合成がまともにできなくなってしまいます。

ただ、被害部位は、葉だけではなくつぼみ、果実、茎などに被害が広がりますので、葉が、白くなりだしても放置しておくとやがて植物の株全体に伝播(でんぱ=広がる)してしまいやがて枯れてしまいます。

ただ、うどんこ病が、かぼちゃで発生したからといって違う植物がそばに植えてあっても違う植物には伝染しません。

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うどんこ病の予防方法

同じ植物を1箇所に植えない

動画でも説明しているように、異なる植物にうどんこ病は、伝染りませんので、同じ植物を1箇所に植えることを避け違う植物を植えることをおすすめします。つまり、きゅうりがうどん粉病に感染しても近くに植えてあるトマトには感染しません。ただトマトに新しく「糸状菌」が発生した場合はその限りではありません。

窒素分が多い肥料は控える

肥料の3大要素は、葉を茂らせる窒素(ちっそ)「記号はN」花つきや実をならせるのは、リン酸「記号はP」根や茎を丈夫にするのはカリ「記号はK」となっています。

このほかにも肥料には、微量要素のFe「鉄分」マンガン硫黄などが含まれていますが、これらの微量要素は肥料の3大要素の働きを助ける役目をします。

では、何故、窒素分を減らせば良いのかといいますと、先程説明したように窒素分は葉を茂らせるため葉が密集してしまうと風通しが悪くなるからです。

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マルチングなどをして土の跳ね返りを防ぐ

前にも説明しましたように、うどんこ病の原因は「糸状菌」という1種のカビが原因ですから、まず雨による土の跳ね返りを防ぐために株元を藁(わら)やビニールで覆うマルチングをしてあげることが、うどんこ病を予防するのに効果的です。

ちなみにマルチングという方法は、うどん粉病の予防対策だけでなく、バラの黒星病、黒点病などにも有効です。

風通しの良い場所で育てる

うどんこ病は、風通しを良くしたからといって絶対発生しないとは限りませんが、風通しが悪い場所に植物を植えるよりは、予防法としては、はるかに効果的です。

うどんこ病の原因の「糸状菌」が、風で運ばれてきても風通しが良ければ感染のリスクが低くなります。

風通しを考え密植を避ける

密植を避けるというのは、風通しを良くすると同じことですが、その状態とは植物の葉と葉が触れ合うほど密に植えてしまう状態のことです。これでは風通しが悪くなりうどんこ病になるリスクが高くなりますので、十分植える間隔をとってください。

日当たりの良い環境で育てる

シダ類などの一部の植物以外は、太陽の光を受け葉の表面の細胞の「クチクラ」で光合成を行い葉や茎、根や花などの全体に栄養を行き届けさせます。

つまり光合成は植物の身体を健康に保つための免疫を作るための大切なことで、「クチクラ」で太陽の光を受けて健康な状態を保ちます。うどんこ病にかかるとだんだんと葉の表面である「クチクラ」が、「糸状菌」で覆われ光合成ができなくなり植物はやがて枯死(枯れる)してしまいます。

うどん粉病に気をつけること

うどんこ病に気をつけることは、マルチングなどで予防するのも大事ですが、もし葉が白くなって明らかに変だと感じたらその白くなった葉の部分は切り取りほかに伝染らないように焼却処分にすることが望ましいです。

もし茎がうどんこ病になったらその株は諦めて引き抜き同じく焼却処分にするのが適切です。

植物の健康的な葉の状態は、光合成を正常にして肥料が良く効いている状態は深緑の色をしています。

薬剤を使用して対処する方法

記事の初めの方に、動画を用意したものでスプレーで酢を吹き付けると説明がありますが、わかりにくいとか、面倒臭い、うどんこ病にしか対処できないのかと思われることがあると思います。

その場合はご紹介する「植物に対する病害虫のすべて」が書いてある専門書がわかりやすくいろいろな植物の病気に対処できる方法が書いてありますので、その方が便利で、この1冊あれば十分だと思います。

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まとめ

  • うどんこ病にかかった野菜などは、食べて良いとはいいませんが人には無害です。
  • うどんこ病の原因は、「糸状菌」というカビの一種が原因。
  • 予防するためには、日当たり良く、風通しが良いところに植えます。
  • 同じ植物を近くに植えないこと。

今回は、植物にとって白い悪魔と言われるうどんこ病について解説してきました。

最後まで、お読みいただきありがとうございます。

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