今回ご紹介するペチュニアは、草性(株の形の違い)や花形が実に多彩で多くの系統に分かれますが、八重咲きは主に鉢物用に、(鉢植えにして楽しむ。)一重咲は花壇用に栽培されることがあります。
そこで今回は、ペチュニアはいつ咲くのかと上手な育て方を解説していきますので、この記事をお読みいただければ、ペチュニアのことがわかり栽培することもできます。
ペチュニアの概要。
- 別名:ツクバネアサガオ
- 科名:ナス科
- 種別:1年草
- 花期:6月から10月
- 栽培適地:日なた
- 花言葉:「あなたと一緒なら心がやわらぐ」「心の安らぎ」
ペチニアの開花時期はいつか?
ペチニアの開花時期
ペチュニアは前途したように草性や花形もたくさんあり花色も豊富で一重咲きから八重咲きがあります。
花が咲く時期は、種を蒔いた時期にもよりますが、品種にはあまり関係なく6月から10月で摘心(葉を残して摘むこと)してやれば株が横に広がり多くの花が見込めます。
ペチュニアの育て方
種まきの方法
ペチュニアの種まきは、4月中旬以降から7月上旬までの期間に行いますが、発芽適温が高く発芽適温が25℃なので、十分暖かくなってからが蒔き時です。ただしこの期間は家庭での種を蒔く時期で、園芸農家、あるいは園芸家は4月以前に播種(たねまき)してホームセンターに出荷します。
ペチュニアの種は、ベゴニア並みに非常に細かく好光性種子(光がないと発芽しない)なので種を蒔いても覆土(土を被せない)せず、細かい種なのでじょうろなどで水やりはしませんから下から水を吸い上げるピートバンかピートをネットで包んであるジフィーセブンを使って蒔くのが良い方法です。
ペチュニアのような細かい種を蒔く時はこのピートバンを使って蒔けばとても楽に蒔けますが逆にペチュニアなどの細かい種を蒔く土を自分で作るのは手がかかり難しいです。
発芽までの管理は、蒔き床に新聞紙を敷き乾かさないように管理すれば、だいたい7日から遅くても2週間で発芽してきます。
ただし気をつけなければいけないのが、発芽しても覆っておいた新聞紙をすぐとってしまうのではなく徐々に光に慣らしていきます。
定植の方法
定植のタイミングは、子葉が完全に開いたら(本葉が出る前)竹箸などを使い根を切らないように丁寧に抜き取り赤玉土を5割、細かい腐葉土(枯れ葉を土に埋めて発酵させたもの)を3割、バーミキュライト2割を混ぜた土を用いて育苗箱に植え付けます。
なおこの土の配合は、理想であり、このような土の配合にしなければ育たないとか花が咲かないということはありません。
本葉が、6枚から7枚になったら25㌢から30㌢の間隔で花壇に植え付け、植木鉢に植える場合は、3号から4号鉢(直径9㌢から12㌢の鉢)に1株植え付けます。
鉢植えの肥料としては堆肥とか腐葉土は必要なく緩効性の化成肥料のマグアンプKが優れています。私もこれを使っていますが、植物の種類は問わずどんな植物にも使えます。
施肥(せひ)
施肥は、花壇に植える前に、1平方㍍(1辺が1㍍)当たり堆肥を1㌔㌘化成肥料を2握り与えて良く耕し定植後1ヶ月経ったら追肥として1週間に1回液肥を与えます。
おすすめの堆肥はこちらのものです。私も使っていますが、ペチュニアだけではなくどのような植物にも利用できます。
水やり
水やりは庭(花壇)植えには定植した時に与えたあとは、相当乾かない限り大丈夫ですが、暑くて雨が降らない場合は、1週間に1回たっぷり与えます。
植木鉢の場合は、土の表面が乾いたら与え植木鉢の土は水はけが良く水持ちが良い土にして根腐れを起こさないように注意してください。
管理のコツ
本葉が、7枚から8枚の頃に摘心(葉を残して先端を摘み取る)すると分枝して横に広がり株が多くなり花の数も多くなります。
まとめ
- 多彩な花色、品種がある。
- 種が非常に細かい。
- 好光性種子なので覆土しない。
- 摘心をこまめにする。
以上ペチュニアの花の時期と詳しい育て方を解説してきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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