時計草(トケイソウ)の名は、柱頭(ちゅうとう=雌しべにあたる部分)が3つに分かれ時計に似ていることからそう呼ばれるようになりました。
今回は愛らしい時計草(トケイソウ)はいつ咲くのかと正しい栽培方法をガーデニング初心者の方にもわかるように詳しく解説していきます。
時計草(トケイソウ)の概要。
- 科名:トケイソウ科
- 原産地:ベネゼイラ
- 1年草と宿根草。(品種による)
- 花時:6月から9月。
- 栽培適地:日なた。
- 蔓性植物。
- 花言葉:聖なる愛。
時計草(トケイソウ)の花時はいつか?
時計草(トケイソウ)の開花は6月から9月まで
時計草(トケイソウ)の花時は6月から9月で、熱帯性の植物なので冬場は簡易式のもので良いので温室が必要で、越冬可能な最低温度は5℃と低めです。この温度を下回ると枯死(かれる)する可能性が高いです。ただしこれだと育てられないと思うのは早いです。
時計草の上手な育て方
植木鉢で育てる場合
前途したように時計草(トケイソウ)は最低気温が5℃を下回ると枯死(枯れること)してしまうので東京を基準にしても戸外の栽培は難しいので簡易温室をで育てるか家の中で育て必要な太陽光線を2時間程度当てて上げれば十分です。
鉢植えにする品種は小型のヒメミナリトケイソウで晩秋に地上部が枯れたらで刈り込んで凍らない室内などで越冬させます。春になったら芽が出る頃に排水の良い培養土で植え替えます。
庭植え(温室内)にするには温室内で地植えにして壁面に格子を作って蔓(つる)を誘引します。花後は枝を整理し蔓を密集させないように注意しましょう。
時計草(トケイソウ)は蔓性植物なので栽培方法はクレマチスに似ていて蔓が勢いよく伸びるのを剪定するのもクレマチスに似ています。
種の蒔き方
時計草(トケイソウ)の種の蒔き時は4月から5月で品種は、クダモノトケイソウ、オオミノトケイソウ、ヒメミナリトケイソウがありますが、種まきに適しているのはヒメミナリトケイソウです。フレームに種を蒔き、本葉3-4枚で小鉢に上げ本葉7-8枚の頃5号鉢に植えて支柱を立てて蔓を誘引します。
支柱を立てて蔓を誘引するとはいっても難しく考える必要はありません。市販されている棒のような支柱を立ててやり蔓を摘んでコンパクトにしてやれば良いだけです。
支柱についてはわかりにくいと思いますので私が使っている支柱をご紹介します。一度購入すれば長く使えてとても便利です。もちろん使いみちは時計草だけではありませんから幅広く使えます。
種まきのフレームといってもしっくりこないと思いますのでちょうど良いものがあるのでご紹介します。種まきに重宝するトレーですが私は大きい種以外のものはすべてこれを使っています。
水やり
水やりは鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから十分に与え鉢の下穴から水が流れ出る位たっぷり与えればその後に土の表面が乾くまで水やりはしなくて大丈夫です。
庭(温室)の場合は植えたときと極端に土が乾いている時に与えれば良くあとはほぼ放置で問題ありません。
肥料
肥料はマグアンプKなどの緩行性の化成肥料を使い地植え(温室)の場合は、堆肥などの有機質肥料を使います。鉢植えに有機質肥料を使わないのは、室内に持ち込むので多少匂いがするので使わない方が良いからです。
ここで鉢植えの場合は、マグアンプKなどの緩行性肥料が良いといいましたが、どういうものかわからないと思いますのでご紹介します。
時計草に限らずほとんどすべての植物の元肥として重宝します。私も使っていますが匂いもなく清潔でとても良いとおすすめできます。
上手な管理の仕方
時計草(トケイソウ)は温室が必要とはいいましたが、管理次第で温室以外でも育てることができます。
鉢植えにした時計草(トケイソウ)を室内で管理するとき南側に置いて太陽の光が十分あたり冷たい風に当たらなければ、冬を越すことができます。
またヒメミナリトケイソウは食用にできると言われていますが、自然の物を口にするのはあまり良くないので知識がない場合はやめておいたほうが良いです。
まとめ
- トケイソウは1年草または宿根草。
- 最低気温が5℃を下回ると枯死する可能性が高い。
- 基本的に温室が必要だが上手に管理すれば室内でも育てられる。
以上時計草(トケイソウ)について解説してきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。