金木犀の剪定のやり方を詳しく解説!確実に咲く育て方!

今回ご紹介するのは、毎年秋になるとなんとなくどこからか甘い良い香りがしてくることがあり、その香りの正体は金木犀(きんもくせい)だったということがあります。

今回は、その甘い香りを放つ金木犀の剪定のやり方を中心により多く花を咲かせたり丈夫に育てたいという要望に金木犀のことがすべてわかるように解説していきます。目次を用意してあるので読みたいところを選んで頂いても大丈夫です。

金木犀の概要

科名:木犀科

種別:常緑広葉中高木(冬になっても落葉せず葉が広い中程度の高さの木)

花期:9月下旬から10月上旬

栽培適地:日なたから半日なた/東北南部以南

花言葉:「謙虚」「謙遜」「陶酔」「初恋」

金木犀の整枝・剪定のやり方

萌芽力が弱いので強く刈り込まない

萌芽力(ほうがりょく)とは枝を切っても、新しい芽出る力のことで、金木犀はこの萌芽力が強くありません。

植物の中には萌芽力の強い梅や紅カナメモチ、バラなどがありますが、桜などは枝を切ると新しい芽が出にくいつまり萌芽力が弱い植物です。

金木犀もこの萌芽力が低いので一度に極端な剪定をしてしまうと新しい芽がでにくく成長が止まってしまうか、枯れてしまいます。詳しいことは、整枝・剪定のところで解説します。

ただ、萌芽力が弱いといっても新芽をだすちからが比較的弱いだけで既に伸びてる枝はどんどん成長していきますので整枝・剪定は必要です。

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剪定は花芽分化(かがぶんか)の2-3ヶ月前

花芽分化(かがぶんか)という新しい言葉がでてきましたが、簡単にいえば花芽分化とは、花芽ができる時期のことをいいます。

金木犀の花芽分化の時期は8月の上旬で、この時に今年伸びた新梢(新しい枝)に花芽を形成します。

この8月の上旬に花芽分化が起こるのですが、これ以降に剪定をしてしまうとせっかく形成された花芽を切ってしまうことになるので、そうならないように整枝・剪定は花芽分化の2-3ヶ月前、具体的にいうと6月くらいまでに整枝・剪定しそれから伸びる枝に花芽をつけさせるタイミングをはかりましょう。

毎年こまめに整枝・剪定(せいし・せんてい)をする

金木犀の整枝・剪定の時期は花芽分化の2-3ヶ月前と説明したのですが、枝の整理として内側に伸びる枝を主に整理します。

何故なら、内側に混んだ枝は通気性を悪くし枝が混んでいるので見た目も美しくありませんからある程度残して内側に伸びる枝は剪定します。

毎年こまめに整枝・剪定をするというのは2つの目的があり1つは、極端に一度に整枝・剪定してしまうと先程説明した萌芽力が弱いので新芽が出にくい、もう1つは整枝・剪定しないと2階の屋根位の大きさになってしまうからです。

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金木犀の育て方

花期(花が咲く時期)

金木犀の花期、いわゆる花の時期は9月下旬から10月の上旬で、9月に入ると小枝に細い緑の膨らみができ、それが弾けるような感じで、甘い香りの花が小枝全体に密集して咲きます。

金木犀は、萌芽力(新芽を出す力)は弱いのですが、性質は強健で整枝・剪定しないで放置しておくと高さが8㍍以上の大木になり大げさな話ですが1㌔離れたところから香りがするといわれています。

ただ、残念ながら花期が終わってしばらくすると花が散り良い香りから苦いような匂いに変化していきます。

植え付け時期と方法

金木犀の植え付けの時期は、4月から5月と、花が終わった10月頃が最適な時期で、元肥(もとごえ)は必要はありませんが、痩せ地では、植え穴に堆肥や鶏糞油かす骨粉などの有機質を十分すき込んでやるのが良く、中でも堆肥は、土壌改良の役目をするので特に痩せ地に使うにはとても良いと思います。この痩せ地を堆肥や肥えた土を使って改良することを客土(きゃくど)といいます。

植え方としては排水性が良くなるようにやや高めに植え周りを低くすることで植えた苗に水がたまることはありません。

土壌改良材としての堆肥は、自分で作るのが難しいので便利な通販でお買い求めになることをおすすめします。

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丈夫に育つ環境

説明が重複するとは思いますが、植物は日当りが良いところを好み、金木犀も例外ではなく、日当りが良いところを好み、そして風通しが良い場所が適地です。また排気ガスなどは、街路樹のハナミズキのように強くないのでそのような環境だと花つきが悪くなります。

日当り

シダ類などの一部の植物を除き殆どの植物は光合成を行うために太陽の光を好みますが、金木犀も例外ではありません。

欲をいえば、一日中陽が当たっているのが好ましいのですが、良く育つには最低でも5時間は太陽の光が当たるのが好ましいです。

水やり

水やりは、鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり与えますが、庭(花壇)の場合は植える時にバケツ1杯位の水を与えれば、相当乾燥しない限りほぼ放置でも十分育ちます。

施肥(せひ)の方法

施肥(せひ)とは、肥料を与えることですが、時期は2月と9月で、内容としては肥料の3大要素のうち窒素(ちっそ)を控えてリン酸、カリ多めに与えるのが理想です。

肥料の詳しいことは、下のリンクの「肥料のことはこちら」で詳しく説明していますが、窒素という成分は、多すぎると葉ばかりが茂って花の付きが悪くなる傾向があるからです。

それの逆をいえば、窒素を控え花や実つきを良くするリン酸を多く含む肥料を与えると花つきが良くなります。

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整枝・剪定(せいし・せんてい)の方法

育て方としての整枝・剪定はもう説明した方法と同じなのでここでは割愛させていただきますが、改めて確認しますと、整枝・剪定は花芽分化の前に行い一度に強く刈り込むことなく毎年こまめに整枝・剪定することです。

病害虫の予防と駆除

金木犀が、病害虫の被害にあう時期は、主に6月から8月までで、風通しの悪いところでは、カイガラムシやハダニが発生しやすいのでその場合はスミチオン乳剤か、冬季にマシン油乳剤を散布して駆除します。とはいえガーデニングの初心者の方が農薬の散布は難しいので病害虫がつかない日当たりが良く風通しの良い場所に植えるのが最適です。

もし病害虫がついてしまって困ったときにはご紹介する薬剤をお使いになることをおすすめしますが、使うときは一応農薬ですので風上に立ちマスクとメガネをしてできたら長袖の服を着用して下さい。

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殖やし方

金木犀を殖やすには、6月中旬から7月上旬の梅雨の時期に挿し木で殖やしますが、今年生(今年伸びた枝)を12㌢から15㌢ほどに切り十分水揚げをしてから赤玉土に挿し水やりをします。

雌雄異株(しゆういしゅ)

雌雄異株(しゆういしゅ)とはキウイフルーツのように金木犀も雄の木と雌の木があり雄の木のみまたは雌の木のみで実がならないように、日本にはほとんど金木犀の雄の木しかないので花は咲きますが、実がなりません。

類似種

金木犀の類似種には、花が白色のギンモクセイ、白黄色の花のウスギモクセイ、葉の縁にトゲ状の鋸歯を持つヒイラギモクセイがあります。

ただ、木犀といえば金木犀のことで香りもほかの種類とは比べ物になりません。

まとめ

  • 整枝・剪定は強くしない。
  • 内側の枝を切る。
  • 花芽分化の前に整枝・剪定する。
  • 毎年こまめに整枝・剪定をする。

ここまで、金木犀の剪定の時期とやり方を中心に詳しい育て方を解説してきました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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