ノースポールとマーガレットの違いがわかる|育て方も完全解説!

今回は、花がよく似ているノースポールとマーガレットの違い、見分け方などを中心にそれぞれの特徴や育て方を解説していきます。

この記事を最後まで読んでいただければ、ノースポールとマーガレットの違いだけではなくそれぞれの特徴や詳しい育て方もわかるようになります。

最初は、わかりやすいように、ノースポールとマーガレットの概要から説明していきますから目次を付けてありますので、読みたいところを選んで頂いても大丈夫です。

ノースポールの概要

分類:クリサンセマム類(正式名称:クリサンセマム・ノースポール)

科名:キク科

分類:1年草

花期:3月から6月

栽培適地:日なた(良く日が当たるところ)

花言葉:「誠実」「高潔」

マーガレットの概要

別名:モンシュンキク

科名:キク科

種別:宿根草

花期:3月から5月

栽培適地:無霜(しもが降りない場所)あるいは温室

花言葉:「恋占い」「真実の愛」「信頼」

ノースポールとマーガレットの違い

草丈の違い

画像の上はノースポールで下はマーガレットです。

ノースポールは草丈が低く横に株が張り高さは、伸びても20㌢から25㌢程度で花壇でも鉢植でも育てられるが、マーガレットは、成長すると1㍍を超えるので、草丈が高く庭植えのみで鉢植には向きません。

花の大きさと色の違い

ノースポール

マーガレット

ノースポールというのは旧属名がクリサンセマムといいあまり使わないのですが、正式名称は、クリサンセマム・ノースポールといい白い花のみがありその他には黄色い花のムルチコーレ、正式名称がクリサンセマム・ムルチコーレといいます。

原種は、200以上ありますが、園芸品種としてはこの白い花のノースポールと黄色い花のムルチコーレの2種類だけです。

花をノースポールとマーガレットで比較すると花の大きさが、ノースポールは約3㌢程度の矮性で花色はノースポールは白のみでマーガレットはあまり見かけませんが、白以外に赤や黄色、ピンク色もあり花茎(花の大きさ)は6-7㌢とノースポールの2倍位はあります。

葉の形の違い

ノースポール

マーガレット

画像では、はっきりとわからないかもしれませんが、ノースポールとマーガレットの葉の形が大きく違います。

マーガレットはノースポールよりも葉の切れ込みが深くて細長くまた茎が地面を這うことがなく直立性の植物です。

1年草と宿根草の違い

画像のものは花が小さく小型なのでノースポールです。

あと、ノースポールとマーガレットの大きな違いは1年草か宿根草かということで、ノースポールは1年で枯れる草花マーガレットは、花が枯れても春になるとまた芽を出し育つ宿根草です。

この1年草か、宿根草かでこのあと説明する殖やし方や管理の仕方が大きく変わってきますので良く理解して下さい。

殖やし方の違い

大きな花のマーガレットです。

ノースポールとマーガレットでは、殖やし方が大きく違いますが、ノースポールは1年草と説明したとおり1年でそのサイクルが終わりますから毎年秋に種まきをして殖やします。その方法はノースポールの育て方のところで説明します。

マーガレットの方は、1年草ではなく花のあと地上が枯れても地下の根が残り、また時期になると芽が吹き成長が始まりますので、ノースポールのように毎年、種を蒔くなどの面倒なことはせず、挿し芽という方法で簡単に殖やすことができます。

そのマーガレットの挿し芽のやり方は詳しい育て方のところで説明しますので、よくご覧ください。

耐寒性・耐暑性の違い

ノースポール

ノースポールとマーガレットでは耐暑性と耐寒性が、大きく違いノースポールは秋蒔きの草花で冷たい外気に当てないと枝が徒長(細く伸びること)してしまい良い苗に育ちません。

ノースポールの耐暑性は、もともと暑い気候より寒い方が強いので秋蒔きの草花で、花期が3月から長くても6月なので、本格的に暑くなる7月以降は1年のサイクルが終わり枯れる時期ですので全く問題がありません。

それに対してマーガレットは、霜が降りる時期がだめで栽培できる条件が、霜が降りないか温室の中となっています。

ただ、東京地方でも霜は降りることはありますが、春から秋まで花を咲かせるのですからあまり心配はいらないと思います。

庭植えか鉢植かの違い

マーガレット

庭植えか鉢植かというのは、どちらが向いているかのことで、草丈の低いノースポールは、矮性(草丈が低い)で庭植えと鉢植え両方に向いていて、マーガレットは草丈が高いので鉢植には向かず、庭植えのみになります。

もともと同じ白い花でも、ノースポールは園芸種でマーガレットは野生種ということで一般に知られていますが、先程説明したようにノースポールはクリサンセマムという旧属名がつけられている改良種です。

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ノースポールの育て方

種子蒔きの時期と方法

ノースポール

先程、ノースポールは種まきで、マーガレットは挿し木で殖やすと説明したとおりで詳しいノースポールの種の蒔き方を説明します。

ノースポールの種蒔きの時期は、9月庭や花壇に直接に蒔かず植木鉢か箱に蒔きます。種はそれほど細かくはありませんが、嫌光性(けんこうせい=光が嫌い)の種子なので土をかぶせないと発芽しません。

ベゴニアみたいにすごく細い種ではありませんが、種が確実に隠れるように、また種に土をかけすぎないようにします。(土をかけないと発芽しなくてかけすぎると発芽しないか遅れる)

種を蒔いてから発芽するまで、10日ほどを要しますから土が乾かないように絶えず様子を見ながら水を与えます。発芽が揃って本葉が2-3枚でたらビニールポットなどに仮植えします。

定植の時期と方法

定植とは、育てるところへ植えることで、これが終わったらそれ以降は移し替えません。定植の時期は、10月下旬で、タイミングとしては本葉が6枚から8枚になった頃行います。

植木鉢に定植する場合は5号鉢(1号3㌢×5=15㌢)に2株植えて、排水の良いように土を工夫します。

イメージとしては、鉢の下の部分に粗いやや大粒の土を入れ中間は普通の大きさの土で上の土はふるいにかけて粒子のような細い土を取り除いた土を入れます。

庭(花壇)に定植するときは、あらかじめ腐葉土などを混ぜておいた柔らかく軽く堀り戻しておいた場所に植え付け間隔を15㌢ほど取り植えて成長の様子を見て葉が触れ合わないように間引きます。

日当り時間

ノースポール

植物は、光合成をするためにとても太陽の光を好み光が当たることによって成長の度合いが違い少ない日照時間では貧弱になり枝が徒長(長く伸びてしまう)してしまったり花の数が少くなることがありますので、理想は1日中太陽の陽があたっているのが良いのですが、少なくとも1日5時間の日当りは欲しいものです。

水やりの回数

ノースポール

鉢植えにした場合は、土の表面が乾いたらたっぷり与え、庭(花壇)に植えた場合は、土の表面が乾いてもすぐ与えずに乾燥が3日程度続いたらたっぷり水を与えます。

また鉢植にした場合には特に排水性を良くすることを考え、植木鉢の種類は、多少重いということがあっても通気性、保水性、排水性の良い素焼き鉢がおすすめです。

植木鉢の土は、特に排水性を良くするのですが、イメージとしてはジョウロなどで水を与えた時に鉢の下穴から勢い良く水が流れでるような感じの状態が理想で、水がなかなか引いていかないのは、排水性が悪いわけですからせっかく植えても根腐れを起こし枯死(枯れる)してしまう可能性があります。

また、排水性が良いのを確認するために植木鉢には、いっぱいに土を入れるのではなく、水が早く引いて行くかすぐにわかるように鉢の上の部分を少しあける、いわゆるウオータープールを必ず設けます。

施肥の方法

ノースポール

施肥とは、肥料を与えることで、ノースポールの施肥は花壇植えの場合には、定植時に1平方㍍あたりに大人の手で一握り位の化成肥料を与え土とよく混ぜ、生育が良くなければ追肥として液体肥料を約1.000倍に薄めたものを2回から3回与えます。

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管理のコツ

ノースポール

ノースポールの管理は秋の9月に種を蒔いて育てるのですが、冬季は外気に十分当て低温下で乾燥気味に育てると徒長(枝が弱く)せず締まった株に育ちます。

利用の仕方

ノースポール

ノースポールはマーガレットと違い草丈が低いので鉢植えでも庭植えでも楽しめますし自分で種を蒔いて作らなくてもポピュラーな花なので園芸店やホームセンターで安く手に入りますから種から作るのが良いのなら種から種からが面倒臭い場合は苗から始めることができます。

ノースポールの育て方まとめ

ノースポールのまとめとして次のことに注意します。

  • 種を蒔いて花が咲きそして枯れるサイクルの1年草。
  • 種は鉢に蒔く。
  • 草丈が低いので、鉢植でも育てられる。
  • 苗を簡単に購入できるので種からでなくても良い。

マーガレットの育て方

挿し芽の方法と時期

マーガレット

ノースポールは種を蒔いて殖やすのに対しマーガレットは挿し芽で殖やします。時期としては5月と10月の上旬で方法としては、5月につぼみのない芽を採って赤玉土に挿し、根付いたら鉢か苗床で育てます。

挿してから2週間くらいで根がでてきますので、寒さに弱いので暖地(東京より南の地方)以外では、フレームか温室内で育て、決して凍らせないことが重要です。10月に挿し芽をする場合は植木鉢に挿し生育に応じた鉢かえのたびに摘心「てきしん」(伸びすぎないよう、また多くの芽が出るように摘む)して形を整えてから定植する方法がベストです。

定植の時期と方法

マーガレット

マーガレットを定植する場所は、砂質よりの水はけが良いところで、冬に霜が降りないところがなお良く株間は45㌢から60㌢程度あけて植え付け、新しい挿し芽苗からスタートして3年目ごとに株を更新させます。(3年で新しい株にして古い株は捨てるということです。)

日当りの時間

マーガレット

日当りの時間はノースポールと同じように理想をいえば1日あたっているのが良いのですがそうもいかないので最低1日に5時間の日当りがあれば大丈夫です。日当りを好むので南側に植えるのがとても良いです。

水やりの回数

マーガレット

マーガレットは、鉢植には向きませんから庭に植えることを前提にしますが、水やりは定植する時に十分与えれば相当乾燥しない限り放置で構いません。逆に多湿になると花つきが悪くなりますので気をつけたいものです。

施肥の注意点

マーガレット

施肥(肥料を与えること)はマーガレットの肥料は窒素分を控えて与えます。肥料の3大要素は窒素、リン酸、カリですが窒素が多すぎると葉ばかりが茂って花つきが悪くなります。

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殖やし方

マーガレット

殖やし方は、挿し芽の方法と時期で説明しましたが、確認しますとノースポールは種蒔きから始めマーガレットは挿し芽という方法で殖やします。

病害虫の対処法

マーガレット

真夏の猛暑と極端な乾燥が重なると枯死(枯れる)する場合がありますので、根元に敷き藁などをして極端な乾燥を防ぎます。それと同時にハダニを見つけたらすぐに薬剤を散布しまた春先の新芽にはアブラムシがたくさんつくことがありますので、長期間効果のあるオルトランやアンチオンを株の周りに撒いて対処します。

そもそも病害虫にかかってしまってから対処するのではなく植える場所を日当たり、風通しが良い場所を選べば病害虫にやられるリスクが下がります。

マーガレットの育て方まとめ

まとめとして次のことを注意します。

  • 寒さに弱い。
  • 一年草ではなく根が生きて残る宿根草。
  • 草丈が高く鉢植には向かない。
  • 挿し芽で殖やす。
  • ハダニやアブラ虫が付きやすい。

まとめ

ノースポールとマーガレットの違いは次の通りです。

  • 1年草か宿根草の違い。
  • 草丈の違い。
  • 殖やし方の違い。
  • 花の大きさの違い。

ここまでノースポールマーガレットの違い、そしてそれぞれの育て方を解説してきました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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