今回ご紹介するのは、初夏に花径約2㌢の白い花が咲き、後に淡黄色になり茎は気根(蔓と同じ)を出して他の幹や岩を這い上がり長さが10㍍になる性質を持つ蔓(つる)性木本類のテイカカズラですが、一見クチナシの花に似ています。
そんなテイカカズラの開花期はいつかと詳しい育て方をご紹介しますので、この記事を最後までお読みになれば、聞き慣れないテイカカズラのことに詳しくなり育てることもできます。
テイカカズラの概要
- 科名:キョウチクトウ科
- 種別:常緑蔓性木本(じょうりょくつるせいもくほん)
- 花期:5月から6月::実熟期:10月から11月
- 栽培適地:半日陰/湿潤地/東北南部以南
- 花言葉:「依存」「栄誉」「優雅」
もくじ
テイカカズラの開花時期はいつか?
テイカカズラの開花時期
テイカカズラの開花時期は、5月から6月で花径約2㌢の白い花が咲き後に花の色は淡黄色に変化していくクチナシに似た花を咲かせる蔓性植物で、実がなる実熟期は10月から11月です。
花はある程度成長してから咲き特に前年性の枝(昨年伸びた枝)から新梢を出しその先に咲きます。
テイカカズラの育て方
植え付け時期と方法
テイカカズラの植え付け(あるいは植え替えも同じ)時期は、5月から9月の中旬が良く東京地方では、5月以降が良く場所は(土の状態も含む)半日陰の場所で腐植質(ふしょくしつ)に富む(腐葉土状の土)肥沃な湿潤地(土が肥えてやや湿った状態)が良く、植え穴は深く掘り堆肥などを腐葉土と混ぜてすき込み、蔓(つる)はある程度切りつめ排水が良くなるように株をやや高くし深植えでもなく浅植えでもない状態で植え付けます。
整枝・剪定(せいし・せんてい)のやり方
テイカカズラの整枝・剪定の時期は、花期が5月から6月なので、その直前に整枝・剪定してしまうとせっかく花芽をつける花芽分化(かがぶんか)が起こったのに花芽が付いた部分を切り落としてしまうことになるので、整枝・剪定は開花後の7月から8月までに行います。
方法としては、仕立てる目的(どのような形にするか)にもよりますが、地際から蔓(つる)を余り出さず、1本、2本にするのが良くあとは余分に伸びた蔓(つる)を切る程度で良いです。
施肥(せひ)の方法
テイカカズラに施肥は、特にいりませんが、湿潤地が好みなので堆肥や腐葉土を根元に埋め込むか敷きつめてやり根元を乾かさないようにするととても良いです。
堆肥はもともと肥料として扱うのではなくてむしろ痩せた土を肥沃な土に変えてやるためのもので腐葉土も同様だといえます。
病害虫の対処の仕方
テイカカズラには6月から7月の暑くなった頃にカイガラムシが少しつく他は殆どありませんがカイガラムシを見つけたら殺虫剤を散布するよりも捕殺する方が確実です。
管理のコツと利用の仕方
花はある程度株が古くなった方が良く咲き前年生(昨年伸びた枝)の充実した枝から伸びた短い新梢の先につくので、前途したように整枝・剪定は、8月までに行い秋以降の強い刈り込みは花芽を作る(花芽分化)ところを切り取ってしまうのでやらないようにしましょう。
利用方法としては、蔓性なのでイメージで形ができますが、1㍍くらいの低い棚(たな)にはわせるか、ポール仕立てにする方法もあります。
なお、テイカカズラはキョウチクトウ科の植物のため草笛を吹くなどで葉を口に含まないようにして下さい。(毒素があるため)
まとめ
- テイカカズラの開花時期は5月から6月。
- 整枝・剪定は8月までに行い秋にはやらない。
- 肥料は特にいらないが、腐植質な土が良い。(堆肥や腐葉土など)
- 半日陰/湿潤地で良く育つ。
以上テイカカズラの開花時期と育て方を解説してきました。
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