紫陽花の花が咲かない育て方と咲かせる方法を詳しく解説!

紫陽花を植えてあるけど何故か花が咲かないということはありませんか?花が咲かないのはいくつかの原因があります。

花が咲く条件としては、日当たり、肥料、水、剪定、花芽分化(かがぶんか)の5つの要素がそろうとよく咲く株に出来上がります。

花を咲かせるための5つの要素を解説します。

紫陽花の花を咲かせるポイント

日当たり

シダ類を除く殆どの植物は日光を好み必要としますがそれは植物が生きていくための光合成をおこなう必要があるからです。

よく見かける普通の紫陽花

がく紫陽花、白い花びらのようなものは花びらではなく‘‘がく‘‘で、中央の紫のものが花びらになります。

紫陽花に限らず、植物の葉は薄く細胞が何層にもありそのうち表面の細胞に‘‘クチクラ‘‘という組織がありそこから太陽光線を吸収して光合成を起こします。

植物によっては強い日当たりを好むものもありますが、半日陰『大きな樹木の下のこもれび』を好むものもあります。

紫陽花は半日陰を好み強い日光が苦手で土は乾燥気味の所を好みますから植える時にはなるべく大きな樹木の下に植えて植木鉢に植える時は大きめの鉢6号鉢(6号鉢とは1号が3㎝なので3×6で直径18㎝)に植えるようにします。

肥料

紫陽花はバラのように多くの肥料を必要としませんが、花を咲かせるためには、肥料の要素の1つの『リン』が多く含まれる肥料を施せば良いのですが、ここでわかりやすくするために肥料の3大要素をご説明します。

窒素(ちっそ)

窒素は、葉を茂らせる役目を担う植物が必要とする栄養素で化学式の記号はNを使います。この窒素が不足すると株が軟弱になりますが、逆に与えすぎると葉ばかりが茂ってまとまりがなくなります。

リン(リン酸)

リン(リン酸)は記号がPで役割が花を多く咲かせたり実を多くするのに必要な要素です。

このリンが欠乏すると花が咲かない、実がならないという原因になります。

カリ

次の要素はカリですが、記号はKを使いこのカリという栄養素は、植物の茎や根を丈夫にする役目を果たしますから欠乏すると全体的に株全体が貧弱になってしまいます。

理想的には窒素、リン酸、カリ共にバランスが良い肥料を使いますが、今はホームセンターなどに置いてある肥料は3大要素が調整済みで例えば肥料の袋に10-10-10と書かれているのは、窒素、リン酸、カリが10%づつバランスよく配合されているということでこのような物を施せばほぼ間違いはありません。

因みに10-8-10と書いてあるときは窒素が10%リン酸が8%カリが10%の割合で配合されているという意味でやや花や実を結ぶ要素のP=リンが少なく配合されているということですから逆を言えば花と実の要素のP=リン酸を多く含む肥料を選ぶことで多くの花を咲かせたり実をならせることが期待できます。

そのほかにも肥料の要素として(微量要素)Fe(鉄分)、Mg(マグネシュウム)などがあります。

肥料の詳しい話はこちら

花を咲かせる要素とは関係ないのですが、紫陽花の花の色は、改良品種を除き土の酸性度が大きくかかわってきます。

例えばPH(ペーハー『酸度』)が7なら中性で値が少なくなると酸性に傾き逆に値が高くなるとアルカリ性に偏りますが、日本の土壌は、ほぼ弱酸性です。

紫陽花は弱酸性あるいは酸性の土の場合花の色は青または紫系統になり弱アルカリ性またはアルカリ性の土ではピンク系の花色になります。

画像の紫陽花はややアルカリ性の土壌のためにピンクから紫がかったピンクになっていますので改良品種を除くすべての紫陽花の色は土の酸度に影響されるということが言えます。

青い紫陽花よりピンク系統の紫陽花が良い場合は、株の周りに5月中旬までに苦土石灰を適量(一株につき150㌘くらい)を混ぜ土の酸度を調整して弱アルカリに近づけます。

水分(水やり)

先ほども説明しましたが、紫陽花は土の乾燥を好みますので庭や花壇に植える時は、植え終わった後にたっぷり水やりして後は、ほぼ放置で構いませんが、植木鉢に植えるのであれば水やりは土の表面が乾いたら鉢の下から水が勢いよく流れる程度にやり後は土の表面が乾くまで水やりは必要ありません。

剪定、花芽分化

剪定は花芽分化の説明なしでは難しいので合わせてご説明します。

紫陽花は落葉低木(冬になると葉が散り春になると葉でる小さい木)ですので春からの活動ですが、すでにこの時点で花芽分化(花芽を付けること)はすでにできていますので6月の花が咲くまでに剪定してしまうとせっかく形成された花芽を刈り取ってしまうことになります。

植物によって花芽を形成する花芽分化の時期は違いますが、紫陽花の花芽分化は前年の9月頃ですが、この時期であろうという推測ではっきりこの時期だと断定はされておれず、すべての植物の花芽分化に言えることです。

つまりなぜ紫陽花の花が咲かないかというのはこの花芽分化の後の剪定が大きくかかわってきていると思います。

例えば、今年の6月に咲くのであれば、紫陽花の花芽分化は前年の9月頃なのでそれ以降に選定を行うと花芽を切り取り花が咲かないので剪定の時期は花が終わってからすぐあるいは、7月中には済ませることが翌年花を咲かせる大きな条件です。

今年枝(今年伸びた新しい枝)には花芽がつきませんので着くとしたら翌年の花芽分化の時期で実際に花が咲くのはさらに翌年になります。

まとめ

何故紫陽花の花が咲かないかをご説明して原因であろうことをいくつかあげてみました。

1日当たり、2肥料、3水(水やり)、4剪定(せんてい)、5花芽分化(かがぶんか)ですが、このうち花が咲かない原因であろうのは、花芽分化の後の剪定が1番の原因になることで水やりや肥料は極端な痩せ地でなければ問題ないことだということができます。

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