暖かい地域に自生し夏に淡紅色で径10㌢から14㌢の花が咲き白花、八重咲きもある芙容(ふよう)ですが、意識して観ていないので良くわからないかもしれませんが実は良く見かけます。
今回は、そんな自生する芙容の植え替え時期はいつかと実際にどのようにやれば上手に育つのか?その疑問に答えるように芙容の植え替え時期や詳しい育て方を解説していきます。
芙容の概要
- 別名:モクフヨウ
- 科名:アオイ科
- 種別:落葉低木(落葉樹)
- 花期:8月から10月
- 栽培適地:日なた/東北南部以南:寒い地方は不可
- 花言葉:「繊細な美」「しとやかな恋人」
芙容の植え替え時期はいつか?
芙容の植え替え時期
芙容の植え替え時期とは、植え付け時期と同じ意味ですが、季節は2月下旬から4月上旬になっており植える方法と場所は、日当たりがよく湿り気がある肥沃な(肥えたという意味です。)場所が理想です。ただし湿り気がある場所とはいっても水はけが悪い場所のことではありません。
植え方は、植え穴を大きく掘り元肥として堆肥、鶏糞などの有機質肥料に腐葉土と化成肥料を混ぜたものを施し排水を良くし高めに植え付けます。(苗を少し高く植えます)
おすすめの堆肥はこちらのものです。もちろん芙容以外の植物にも野菜にも使うことができる肥料というより土壌改良材です。
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芙容は鉢植えにできないわけではありませんが、根張り株張りが大きくもともと矮性(わいせい=草丈が低いこと)ではないため庭木としては優れていますが、鉢植えには向きません。
芙容の育て方
剪定・整枝の方法
芙容の育て方では、植え方から説明するのが良いのですが、前途の芙容の植え替え時期と重複してしまうためここでは植え方は割愛し剪定・整枝の方法から解説を始めます。
芙容の剪定・整枝の時期は2月から3月の間が適していて半耐寒性の花木なので関東以北はの地域では冬季に地上部が枯れますので、枯枝を付け根から切り取って株は凍らないところで越冬させます。
暖かい地方(関東以南)では、地上部が枯れることがないので春先に密生した枝を間引くようにし枝は3本ほど残しスッキリとした株にすると良いです。
花期はいつか?
芙容の花期は一般的に8月から10月ですが、これは継続して長く咲くという意味ではなく地方によってばらつきがあり芙容の開花時期は全体として考えて8月から10月と長い期間になっています。
水やりの方法
芙容は前途したように、多湿の場所が良いのですが、排水性が良くないと根腐れが起こることがあります。
ですから芙容を植え付けるときにたっぷり水を与えればあとはあまりにも乾燥しない限り水やりはしなくて大丈夫です。
施肥(せひ)
施肥は芙容を植え付ける時以外に与えるもので時期は2月から3月ですからその時期に油かすと化成肥料を等量にまぜたものを2握りから3握り根元にばらまいてやると効果的です。
病害虫の予防と駆除
芙容の病害虫の多発時期は、5月から7月の段々と暑くなるときからで害虫は、ワタノメイガ、アブラムシ、ハマキムシなどが発生するのでスミチオン乳剤やマラソン乳剤を20日に1回くらい散布して予防します。
ただ薬剤を指定しましたが、普通にスプレー缶で販売されている薬剤で十分なので噴霧器を使うとかそのように本格的にやらなくても大丈夫です。
管理のコツと利用の仕方
古い宿根株は、春にたくさんの枝を出しますが、込みすぎる場合は、1株当たり枝を5本から6本に制限すると順調に育ちます。つまり多くの枝にエネルギーを分散するより少ない枝のほうがあまりエネルギーが分散しないので良く育つということです。
芙容は鉢植えには向きませんと前途しましたが、庭木として単植すると趣がある良い庭になります。
まとめ
- 植え替えは2月下旬から4月上旬。
- 花期は8月から10月まで。
- 肥沃な土地を好む。
以上芙容の植え替え時期と方法育て方を解説してきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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