ハナミズキの正しい剪定のやり方|育て方も詳しく解説!【必見】

今回取り上げるハナミズキは、明治45年に東京からワシントンにサクラを寄贈した返礼として日本に渡来した植物です。

バラのように1輪では美しいとは言い難いのですが、枝にたくさん咲いた花はとても美しいです。

ハナミズキは、公害や乾燥に強いことから街路樹にも利用でき、10月頃に赤い実をつけて楽しませてくれます。

今回は、庭木にも向いている、ハナミズキの整枝・剪定の方法と正しい育て方を解説していきますので、最後まで読んでいただきたいと思います。

ハナミズキの概要
別名 アメリカヤマボウシ
科名 ミズキ科
種別 落葉高木 かなり大きくなる
原産地 北アメリカ
花期 4月から5月
実熟期 10月 赤い実がなる
栽培適地 日なた/半日陰 半日陰=木漏れ日
花言葉 華やかな恋 私の思いを受けて下さい

ハナミズキの剪定はいつか?どのようにやるのか?

ハナミズキの整枝・剪定の時期と方法

ハナミズキの整枝・剪定時期は、11月から2月で、放任(放置)しても自然と樹形を整えるので特には整枝・剪定する必要はありませんが、特に混み合っている内側に伸びた枝を整理するのが、庭木としてのハナミズキの仕立方です。

ただし殆どの植物に花芽を形成する時期、つまり花芽分化が起こるのは、ハナミズキの場合は6月から7月なのでそれ以降に整枝・剪定する場合は、十分に注意が必要です。1番良い剪定のやり方は落葉している時に(11月から2月)葉が邪魔せず花芽を確認しながら剪定する方法が1番良いやり方です。

放任しても良いと説明しましたが、落葉高木なので、まったく手入れせず放任しておくと高さが8㍍位の大木になってしまうので街路樹として、また庭木としてコンパクトに仕上げるのにはある程度の強い整枝・剪定は必要になります。萌芽力(切っても芽をだすちから)が、それほど高い訳ではないので急に強い整枝・剪定をせず成長に合わせて枝を切っていきます。

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ハナミズキの育て方

植え付けの時期と方法

ハナミズキの植え付け時期は、年に2回あって早春の2月中旬から3月にかけてと、冬の11月中旬から12月がハナミズキの植え付け時期の最適期になっています。

植える場所は、腐植質(腐葉土などを含む)に富み肥沃な湿潤地が最適で、植え穴はあらかじめ掘り、土を柔らかくしてから完熟堆肥や腐葉土などを十分にすき込んでやり土中の湿度を高めてから植え付けます。

植える時の完熟堆肥ですが、これでなくてはいけないということではなくほかの種類の肥料、例えば、マグアンプKなどの無臭の化成肥料でも代用できます。

植え方は、ハナミズキの苗が周りよりやや高くして植えることで排水性が良くなります。湿潤地が良いとはいっても水はけが悪いところでは根腐れで枯死(かれる)してしまうこともあります。

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施肥(ひりょう)の時期

ハナミズキへの施肥(せひ)は、年に3回に分けて行いますが、時期は2月、5月、8月の下旬で、2月には寒肥(かんひ)として開花の時期の2ヶ月前くらいに与えます。

寒肥の種類は、堆肥と腐葉土が良くて土中の水分を保つ意味で与えます。ただし先にも説明したように根の部分に水が溜まっているということではありません。

またの5月と8月の下旬施肥の内容は、油かすと化成肥料を等量に混ぜたものを大人の手で3握り程度株元にばらまきます。

追肥(成長をみながら与える肥料)は、即効性のハイポネックスが最適で植物の3大栄養素である窒素、リン酸、カリウムのうち花を咲かせることに必要なリン酸がほかの要素よりも多く配合されています。

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水やり

ハナミズキは湿潤地が好きなので、乾燥させないように水を与え、庭植えでは根元を藁(わら)などを敷いて乾燥を防ぎます。

水の与え過ぎはもちろんよくありませんが、乾燥しているよりやや湿った状態の土が、ハナミズキには向いています。(ただし水の与え過ぎには注意します。)

日当り時間

ハナミズキは耐寒性(寒さに耐えるちから)が高く半日陰(木漏れ日のようなところ)でも育ちます。しかし植物は、シダ類などを除き日当りが良い方が半日陰より成長しやすいです。1日に日があたる時間は4時間ほどでも大丈夫です。

風通しの状態

良く日にあたって風通しの良いところでは、病害虫が少ないですが、それは日陰で育つより日があたり風通しが良ければ、病害虫への抵抗力が強くなります。

病害虫の対処法

ハナミズキの病害虫の季節は、主に5月から8月にかけてが最も多く、特に注意しなければならない害虫がアメリカシロヒトリの幼虫で大量に発生した場合は、一葉残らず食害されてしまいます。

アメリカシロヒトリへの対抗策は、ディスプレテックス乳剤の1.000倍液を散布し駆除します。またハナミズキの主な病気はうどんこ病ですが、この病気は感染すると植物の葉が白くなり始め進行すると葉全体が白くなりどんどん伝播(うつる)してしまいやがて枯れてしまいます。

うどんこ病は葉が白くなり始めたら早めに感染した葉を取り除き焼却処分してしまうのが1番良い方法です。

殖やし方

ハナミズキの殖やし方は実生(みしょう=種を蒔く)と*親和性の高い植物同士で接ぐ接ぎ木、赤玉土などに枝を挿して殖やす挿し木3種類の殖やし方があります。

*親和性が高いというのは、例えばバラの接ぎ木は台木がノイバラで接ぐ方がバラの園芸品種になります。

殖やし方の実生は、種蒔きですが、普通の草花の種を蒔くようには、ハナミズキはできません。何しろどれが種なのかわかりませんし実生で殖やすのは、実際にハナミズキの花が咲くまで何年かかるかわからないほど長い目でみなければいけません。(種を蒔いてから実際に花が咲くまで5年から7年かかります。)

もう1つの殖やし方は挿し木という方法で、ハナミズキの殖やし方では1番簡単です。やり方は今年伸びた枝を7月に挿しますが、最初の2年間は成長がとても遅いためあまり挿し木はしません。

こうやってハナミズキの殖やし方を見ていくと接ぎ木で殖やすのが成長もよく挿し木や実生と比べ効率が良いので接ぎ木で増やすのが主流です。

先程、親和性のことに触れましたがハナミズキの台木は、同じハナミズキかそれに近いヤマボウシが適しています。

親和性をわかりやすく表現すると人でいえば親や兄弟が1番近い存在で、祖父母、叔父、叔母、従兄弟など段々と関係性が遠くなり他人が1番遠い関係です。

ハナミズキの花期

ハナミズキの花期は、4月から5月実熟期が10月です。何回か説明したように落葉高木なので鉢植にすると花つきが悪くなるので庭木として育てるのが、望ましいです。ただしキュニアミスやクラウド・ナインのような品種は*6号鉢や7号鉢でも十分咲きますが、できたら12号から15号の植木鉢に植えれば1.5㍍から2㍍くらいになり見事な株として鑑賞できます。

*植木鉢の号数は1号3㌢と決まっていて6号鉢は3㌢×6号で18㌢の鉢になり15号鉢になると直径が45㌢の大型の植木鉢になります。

管理のコツ

樹勢が弱くなると隔年開花(毎年咲かず1年休む)を起こす可能性があるので十分肥培(肥料を十分与えて育てること)して育てることが重要です。

ハナミズキは根回りが良いので、移植(植え替える)は行いやすいですが、老木は移植の1年前から根回しを行い細根をだしておきます。

利用の仕方

ハナミズキの性質上枝が水平に伸び花が上向きに咲くので、できるだけ広い場所に植えるのが好ましく2階などの高いところやフェンス沿いなど離れたところから見下ろす、遠いところから全体を眺めるのがハナミズキの花期を堪能できる鑑賞の仕方です。

まとめ

  • 整枝・剪定は落葉の時期にするのが花芽確認できるので一番良い。
  • 放任しても自然に樹形を整えるが、落葉高木なので整枝・剪定はした方が良い。
  • 植えるのは、広めの庭向き。
  • 害虫のアメリカシロヒトリの幼虫に注意する。

ここまでハナミズキの整枝・剪定のやり方を中心に育て方も解説してきました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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