ボケの花芽を切らない剪定方法とは?詳しい育て方を解説【必見】!

早春から春にかけて赤または白色の5弁花(花びらが5枚)を咲かせるボケ(木瓜)は中国産や日本産など種類も多くそれらを交配させた品種も多くあります。

日本産のクサボケ、花が緋色のヒボケ、中国産のヨドボケ、白に淡いピンクのぼかしが入ったサラサボケ、園芸品種として同じ枝に白花と赤花をつける東洋錦があります。

今回は、ボケ(木瓜)の花を楽しむのに絶対知っておかなければいけない剪定の方法と詳しいボケ(木瓜)の育て方また鉢で仕立てるための方法や庭で育てる方法を詳しく解説していきます。

ボケ(木瓜)の概要

  • 科名:バラ科(バラ科なのでトゲがあります。)
  • 種別:落葉低木(冬に葉が落ち草丈が低い木本類)
  • 花期:2月から4月
  • 実熟期:7月から8月
  • 栽培適地:日なた/北海道南部以南
  • 花言葉:「平凡」「早熟」「先駆者」

花芽を切らない正しい選定方法とは?

花芽を切らない剪定方法

ボケ(木瓜)の整枝・剪定時期11月ですが、これには理由があり枝が伸びるのを放置すると花つきが悪くなるので剪定するのですが、枝を適当に切ってしまうと花芽を切り落としてしまうので花後に伸びた新梢(新しく伸びた枝元)や2年生の枝、古枝に9月頃花芽ができるので(これを花芽分化といいます。)剪定は花芽がはっきりわかる11月以降が最適です。

この頃に見える丸くふっくらしたのが花芽ですから枝元の花芽を残しながら枝先を切りつめ不要な枝を切り落とします。

徒長枝(無駄に伸びすぎた枝)は半分程度に切りつめます。このように花芽を確認してから不要な枝を切り詰めるのがボケ(木瓜)の花芽を切り落とさず上手に咲かせる剪定方法です。またついでに根元近くから伸びた枝(ヒコバエ)も切ってしまいましょう。

ボケ(木瓜)の花芽:つぼみの状態。

それでは、花芽を残す選定方法を説明しましたので、これからはボケ(木瓜)の正しい育て方を解説していきます。

ボケ(木瓜)の正しい育て方

植え付けの時期と方法

ボケ(木瓜)の植え付けの時期は9月下旬から11月が適期で、それほど土質は選びませんが、砂地では育たないのでその場合は客土をします。植える場所は砂地でも他の利用価値が高い土を追加することを客土といいます。

植え穴は大きく掘り堆肥や牛糞をすき込んで株元に藁(わら)を敷いて乾燥を防ぎ、根が付いた頃を見計らって敷き藁は取り除いても大丈夫です。

植木鉢に植えるように剪定を繰り返すことのない庭植えでは、少し土地が狭いと窮屈になるのでやはり整枝・剪定のところで説明したように枝を整理することが必要です。(枝が伸びるのを放置すると花つきが悪くなると説明しました。)またボケ(木瓜)の概要でも説明したようにバラ科なのでトゲがあるので人の出入りが多いところには植えないようにしましょう。

水やりの回数

ボケ(木瓜)に水やりをするのは、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えますが、庭に植える場合は、植える時に与えれば頻繁に水を与えなくても大丈夫です。夏の日照りが続くときは株元にバケツ1杯くらいを与えます。余り頻繁に水やりを行うと多湿になり根腐れをおこし兼ねません。基本的に草花でも植木でもそうですが、水やりは頭からやるのではなくて必ず土にやることが重要です。

増やし方の時期と方法

ボケ(木瓜)を殖やす時期は、9月ですが、挿し木で殖やし充実(しっかり)した1年生(今年伸びた新梢)から3年生くらいの枝を約15㌢に切って赤玉土に挿すのですが、枝の切り口は鋭利な刃物で切り、市販されている発根促進剤を使うと効果があり、また挿す前に30分くらい水につけておけば更に発根しやすくなります。

施肥の時期と方法

ボケ(木瓜)の施肥(肥料与えること)の時期は、年に2回で1月から2月と9月の上旬で、寒い時期には寒肥として根元堆肥を埋め込み花芽ができる9月頃に油かすと化成肥料を等量混ぜたものを置き肥します。油かすは水分を吸収するとカビが生えることがありますが、それが元で病気になることはありません。

病害虫の対処方法

ボケ(木瓜)の最大の病気は根に大豆くらいのコブができて新しい根がでなくなる根頭癌腫病(こんとうがんしゅびょう)で菌は傷口から伝染しやすく樹勢が弱りだしたら掘り上げて調べ発生していたら(大豆大のコブがあったら)発生部分を切り取って焼却し切り口にスプレプトマイシンか石灰硫黄合剤を塗っておきますが、この病気は温度が上がると菌が活発になるので植え替えをするなら菌が休んでいる気温の低い冬に行います。

ストレプトマイシンの入手は困難ですが、それに代用できる殺菌剤をご紹介します。住友化学の殺菌剤で同じ効果があります。

ストレプトマイシンはこちらをご覧下さい。

石灰硫黄合剤はこちらのものをご紹介します。ボケだけではなくいろいろな樹木の殺菌剤として利用できます。
石灰硫黄合剤はこちらをクリックして下さい。


鉢植えの方法

ボケ(木瓜)の鉢植えは盆栽にできるので、植木鉢は丸形より四角形の化粧鉢が最適です。ただしこれは見た目を重視してるので植木鉢自体は通気性や排水性が良い素焼き鉢が理想です。

植え方は、まず軽石を少し置きその上に赤玉土をふるいにかけた粗い土、その次に中粒の赤玉土を使いふるいにかけた粉状の土は排水性が悪くなるので使いません。

もっと本格的に土を選ぶのなら赤玉土を8割桐生砂(きりゅうすな)1割腐葉土1割にした方が良いのですが、桐生砂は手に入りにくいので前途した赤玉土で植えるのが良いです。

肥料は、庭に植える時に使う堆肥や牛糞は匂いがするため使わず、植える時に鉢土に緩効性(かんこうせい)のマグアンプKなどの化成肥料を混ぜておきます。

マグアンプKは植物を選ばずどのようなものにも効果があり他の肥料と違って根に直接触れても肥料やけを起こさない優れた化成肥料です。

マグアンプKはこちらをクリックして下さい。

植えるイメージは根を広げながら土で根が十分隠れる程度に土を盛りますが、鉢いっぱいに土をもるのではなく水はけが良いか判断するためのウオータープールを設けます。

庭植えでもそうですが、鉢植えでは特に排水性が大事でジョウロなどで水を与えたらすぐにウオータープールから水が引いていくのが理想的です。

ボケ(木瓜)の盆栽仕立てですが、これを見れば花芽を確認してから剪定・整枝することがよくわかりますね。

ボケ(木瓜)の果実

ボケ(木瓜)の花期は、2月から4月ですが実熟期が7月から8月でやや大きな緑色の果実がたくさん実ります。(鉢植えでは多くの果実は期待できません。)このボケ(木瓜)の果実を焼酎漬けにすると梅酒と同じようなボケ酒ができます。

そのほかの利用方法

庭に単植(1本の木)しても良いですし大株になると見事な樹形で花が沢山咲き果実も多く収穫できます。やり方は少し難しくやや広い庭が必要ですが、生け垣にすると一層ボケ(木瓜

)の美しさが目立つようになります。

まとめ

  • 花芽を残すには11月頃花芽を確認してから剪定する。
  • 花期は2月から4月:実熟期は7月から8月。
  • 植え付けは9月下旬から11月まで。
  • 挿し木で殖やす。
  • 根頭癌腫病(こんとうがんしゅびょう)に注意。

ここまでボケ(木瓜)の正しい剪定方法と詳しい育て方を解説してきました。

最後までお読みいただきありがとうございます。

なお楽しいガーデニングブログはこちらからもご覧になれます。

スマホでQRコードをスキャンしてリンクを開いてご覧下さい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする